2022.5.7(土)朝9時からいちごの会は、筑波大学附属視覚特別支援学校のグラウンドで走り方教室を行いました。今回初参加のボランティアさんたちには、少し早めに集まってもらい、いちごの会保護者から見えない子どもたちへの関わり方を簡単に説明しました。
その後、NPO法人シオヤ・レクリエーションクラブ代表の塩家さんに伴走の仕方の説明を受け、実際にアイマスクをつけての伴走体験も行いました。いちごの会保護者のお父さんたちも一緒に伴走体験をさせてもらいました!
参加の子どもたち9名が全員集まったところで、4名のSRCスタッフと5名のボランティアさんとでペアを組み、お互い自己紹介をした後に、まずは、互いに紐を持って歩き方の練習から始め、少し慣れてきたところでスキップやジョギング、しゃがんで歩くトレーニング等を行いました。
始めはぎこちなかった子どもたち・緊張していたボランティアさんたちでしたが、少しずつお互いに慣れてきて、笑顔で一緒に身体を動かしたり、休憩時間には楽しそうにおしゃべりする様子がうかがえました。
SRC塩家さんによる熱い指導のもと、最後は1人ずつガイドランナーと共に50mを全力疾走することができました。運動が苦手な子どもも多いのですが、1人も疲れた・嫌だ等を言う子はおらず、普段はなかなか味わえない思いっきり走ることの爽快感を味わうことができました。若い大学生のお姉さんと伴走し、ものすごくやる気になって走った男の子もいました。あいにく最後は雨が降り出してしまいましたが、雨にも喜ぶ子どもたちでした。
コーチの掛け声のもと、一斉に走る子どもたち。
指導を受けながら、一生懸命走る二組の子どもと伴走者。
今回は、初めてのボランティア募集を行い5名に参加してもらえました。ボランティアさんたちからは、「初めてのボランティアで緊張していましたが、子どもたちのエネルギーと笑顔に助けられました。」「近くに住んでいて盲学校のことは気になっていたので、今日はとてもいい機会でした。とても素直でかわいい子ばかりで心から応援したくなりました。」「視覚に障がいを持つ子どもたちと関わることは初めてで、ましてや伴走ということもあり、すごく緊張しましたが、明るくて可愛い子どもたちのおかげですごく楽しかったです。」「初めは不安が大きかったですが、お子さんがみんな元気で楽しそうで、その姿につられて私もとても楽しく活動させていただきました。」「最初は子どもたちに対し身構えてしまっていましたが、元気に走るのを楽しむ様子を見て、私の方が元気をもらえました。」など、嬉しい感想をたくさんいただきました。そして、5名のみなさん全員が、今後もいちごの会でのボランティアを希望してくれました。
ボランティアのみなさんが最初は視覚障がいを意識していたとしても、一緒に活動を楽しむことで、障がいを意識せずに普通に子どもたちと楽しめるようになってもらえたのが、親としては何より嬉しいことです。
いちごの会では、今後も一緒に楽しく活動し、体験を共有することで互いの理解を深め、地域での新しいつながりを作っていきたいと思います!