文京区西片1丁目の文化シヤッター株式会社は東北復興支援活動の一環として、平成28年10月28日(金)に「第2回BXマルシェ東北うまいものフェア」(以下、マルシェと略)を本社2階のBXホール及びホワイエにおいて開催します。
昨年の宮城・福島に引き続き今年は岩手県も加わり、さらに出店数も増え、多くのお客様のご来場が期待されます。今回のトッピクス記事は、このマルシェに着目しました。
文化シヤッターのCSR活動内における本マルシェの意義や、今年度のマルシェのご案内に先立ち、同じく昨年12月に開催されて大好評を博した第1回BXマルシェの様子をご紹介します。
第1回目の来場者数は1,256名(うち社外816名)、総売上高\1,954,730-(すべて出店した販売者収益)という多大な成果を収めました。昨年の出店者は宮城県(宮城ふるさとプラザ、宮城県亘理町他)、福島県(日本橋ふくしま館、おいしいふくしま大賞他)、社会福祉法人山鳥の会、東洋大学学生ボランティアセンターなどです。
会場となったBXホールは、社会貢献活動の一環として、普段は地域の皆さまにもご利用頂いており、当日は出店ブースと販売員さん、次々に来場するお客様で大きなにぎわいを生みました。
当日は、午前11時30分のオープン前から来場したお客様が、1階ロビーのシンボルともいえる芸術作品の前で、今や遅しとオープンを待っていました。
エントランスではゆるきゃらのわたりん、八重たん、むすび丸がお客様をお迎えし、その可愛い動作で来場者の人気を集めていました。
開店前、皆さん準備に余念がありません。福島・宮城両県の出店者、都内アンテナショップの販売員さん、文化シヤッターの従業員さんが協力して作業にあたります。
販売する荷物は前日到着の宅配、当日朝到着分が有ります。会場へのブース出店準備は、当日朝9時頃から開始しました。
福島県の伝統工芸品おきあがりこぼしの絵付け体験教室では約60名のお客様が絵付けを体験しました。
被災地の文化や工芸にお客様自ら触れて頂く事で、「知ることが支援に繋がる」、をコンセプトにこのようなワークショップを設けました。
出店ブースに整然と商品が並べられていました。宮城県も東日本大震災で大きな災害を受けました。
本来は豊穣な海の幸などに恵まれた県です。出店された商品も、牛タンシチュー、ふかひれラーメン、ふかひれ濃縮スープ、地域限定ラーメン、鯨肉大和煮など、特色ある品ばかりです。
インターンシップとして参加した東洋大学生が販売のお手伝いやお客様の呼び込み、ワークショップのアシスタントとして大活躍してくれました。
企業の社会貢献活動を体験することで、普段の授業とはまた違ったいい経験になったと話してくれました。
当日、文化シヤッターの従業員さんもスタッフとして協力しました。当日は、近隣にお住まいの方や、企業にお勤めの方、お子さん連れからご高齢者まで、実に幅広い皆さんが800名以上来場しました。
もちろん文化シヤッターの従業員さんも、仕事の合間を縫ってこのマルシェに貢献すべく、たくさんの買い物をしていました。
こちらは2階のホワイエにおいて夕方の4時から開設された日本酒の地酒試飲コーナーです。寒冷な気候に加えて良い水にも恵まれた両県は、昔から芳醇な地酒の産地としても名高い地域です。
おなじみの銘酒や、都内ではなかなか入手困難な貴重な銘柄、さらには宮城県亘理町の特産であるいちごワインなどが並びました。
写真は、スタッフとして参加した東洋大学社会学部社会福祉学科の学生さんと、文化シヤッターと震災当初より交流のある宮城県亘理町の方々です。
東洋大学社会学部の小林教授(当時)がこのマルシェの実行委員として参加しました。
文化シヤッターでは同大学社会学部社会福祉学科の授業の一環としてインターンシップ制度を受け入れ、学生にスタッフとして企業の社会貢献を体験してもらいました。
これは文化シヤッター社内のCSR情報サイトで公開された活動報告です。
上記からの引用ですが、昨年のBXマルシェは、農林水産省「食べて応援しよう!」において、ステークホルダーと連携した事例としてHPに取り上げられました。
更に、文京区区民部経済課編集・発行の「文京産業ニュース ビガー vigor」でも活動の様子が掲載されました。
「BXグループCSR報告書2016」です。文化シヤッターコーポレートサイト(http:/
多岐に亘るCSR活動のマネジメント報告として、「成長、社会、地球、働く仲間」の4つの大きな視点からの分かりやすい報告書です。
出来上がったばかりの、「第2回BXマルシェ東北うまいものフェア」のチラシです。
日時:
皆様のご来場を心よりお待ちしています。
CSR統括部の小宮愛さんからCSR活動や、2回目に入ったマルシェについて、お話を伺いました。
①このマルシェの意義について
文化シヤッターは「企業は社会の公器」と考えており、地域との連携強化や地域の社会課題解決にも積極的に携わっていく企業です。その意味で、マルシェをはじめとして、なるべく地域の方との交流の場を今後とも設けていきたいと考えています。
②マルシェを行い、地域との関わりで気づいた変化について
当社は企業対企業のお取引が多い会社です。このマルシェは地域にお住まいの皆さまとの良い交流の場にもなると考えています。昨年の物産展では社外の方が800名以上、来場されました。1企業に社外の方がこれだけ会社に入る機会はないと思いますし、文化シヤッターがどのような姿勢で社会に対する責任を担おうとしているのかをご理解頂ける機会となるのではないかと思います。
また、本業を活かした社会貢献にも注力しており、特に地域防災へは積極的に協力していきたいと考えています。
平成27年度には文京区との間で、大地震や風水害等が発生した場合の備えとして「火災時における相互協力に関する協定」を締結しました。
今後も地域の皆さまとの対話の機会を設け、課題解決の担い手として貢献出来ればと考えています。
小宮さんのお話を伺い、多くの準備を重ねて実現するこのマルシェが、来年以降も続いていくことを心から願いました。
(文:大嶋 碩郎 / 写真:小宮さんポートレイト以外は文化シヤッター提供による)