議論などの様子をグラフィックで記録する手法、グラフィックレコーディングは今年度も大人気。
昨年、6月、9月に実施した入門編では、顔の表情や体の描き方、似顔絵の描き方など、そもそも絵を描くことの苦手意識をなくすことがメインでしたが、「絵を使ってどう話の流れをまとめていくか、時間配分をどうするかを知りたい」といったご要望も多かったことから、ステップアップ編として、実践講座を開催。
まずは、「てん」を表すものを描くことから。
講師が読み上げた単語を次々と絵で表す練習。
短い時間でいかに人やモノの特徴をとらえてコンパクトに描くか。講師や他の受講生の作品から学ぶことも多いですね。
似顔絵を短い時間で書く練習も行いました。
入門編を経ていない方のフォローを、入門編受講生の方がフォローする姿も見られました。
「正解」がないグラフィックレコーディング、どんどん練習問題を積み重ねていく中で、いいものを取り入れていくことが大事です。
2日目も、小雪がちらつく極寒の中の朝活にもかかわらず多くの方にご参加をいただきました。
アイディアの連想の仕方、体の描き方、フキダシの描き方、場所の描き方、「線」で感情を表現する、関係性の表し方としての矢印の使い方などなど実際にレコーディングしていく際の基礎の部分を徹底的に練習。
その後、いざレコーディング!
まずは、レジュメに書かれている文章をグラフィックで表してみる。
次に、みんながよく知っている昔ばなしの抜粋・一部改変したストーリーを講師が口述したものをレコーディング。
最後に、グラフィックレコーディングを研究している特別ゲストの高校生が、学校のボランティア部で取り組んでいることを5分程度で話してもらい、それをレコーディングする練習を行いました。
最後のワークでは講師の本園さんもホワイトボードで実践。
表現方法のコツなどを描きながら受講生の皆さんにお伝えしていました。まさに実践型講座ですね。
本講座は、修了後にフミコムでのイベント・講座をはじめ地域活動でも実践してくれる方を条件にしていることもあり、今後の皆さんの活躍が楽しみです。