昨年度も大人気だったこの講座が、帰ってきました。
「伝わる」広報物作成のプロである谷浩明さん(クリエーティブディレクター/杉並区広報専門監)をお招きしての、チラシづくりの講座。
8月22日(水)と29日(水)の、2週にわたる連続講座でした。
1日目は、そもそも「広報とは?」「コミュニケーションとは?」について考え直す時間に。
多くの人は、チラシを作って終わり…となりがちですが、
谷さんによれば、本来「広報」とは「PR(Public Relations)」のこと、つまり「コミュニケーション」であり、「人々(団体・個人)とよいよい信頼関係を作り出すために行う誠実な活動」である、ということなのです(※谷さんの当日配布資料より抜粋)。
つまり、そのチラシ通じて誰に何を届けたいのか、どこに置くのか、チラシをみた結果イベントに来てもらったとして、その後どう関係性をつくってつなげてゆくか?といった一連の流れを考えて初めて、どのようなチラシをつくったらよいのかも見えてくるということです。
なおこちらは、事務局からの事前説明の様子。昨年度、同講座を受講した団体さんのチラシの「講座受講前」と「受講後」のチラシの変化を皆で確認し、「おおーーーっ!」と歓声が起きました!
チラシを作るうえで基本になる考え方や、ちょっとした心がけ・コツで、こんなにも変わるのですね。
ワークシートも活用しながら、チラシ作成に向けた「そもそも…」の部分をしっかり考えてゆきます。
1日目終了時には「宿題」として、ある講座の企画書をお配りしました。
受講生の皆さんにはそれを元に、実際にチラシを作ってきてもらい、それに対して第2回目の講座では、なんとその1つ1つに対して、講師の谷さんから直接フィードバックしていただけるという豪華な内容です。
そしていよいよ2日目。
受講生の中には、徹夜してチラシ作成の宿題に取り組んだ…という方もいらっしゃいました。皆さんすごく熱がこもっています。
それぞれが作成したチラシを並べてみると、同じテーマでつくったはずなのに、本当に多種多様なチラシが出来上がっていておもしろいですね。
人によって、想定したコンセプトやターゲットも異なったようです。
つくったチラシについて、作成者本人がその意図等を簡単にプレゼンした後に、谷さんからのフィードバックタイム。
コンセプト、レイアウト、色使い、写真やイラストの選び方、文字フォントの選び方等、
本当にちょっとしたポイントで、グッと見え方が変わります。
ビシバシと、優しい口調ながら的確にご指摘くださって、とても勉強になります!!
今回の目的は、デザイン的に優れたチラシを作ることではなく、
ちゃんと伝えたい相手に「伝わる」チラシを作ること。
はじめから上手くいく人は誰もいないので、どんどん実践して、失敗して、挑戦してゆくしかないですね!!
受講生の皆様、2回にもわたる講義と時間の少ない中での宿題、本当におつかれさまでした!
講師をしていただいた谷浩明さんは、「合同会社MACARON」として、デザインや広報に関するお仕事を多数手がけられています。
ホームページも素敵なので、気になる方はぜひチェックしてみてください(https://www.macaron.jp.net/)。
2回にわたる長丁場の講義を、本当にありがとうございました!
なお1日目・2日目共に、フミコムでのグラフィックレコーディング講座の講師をお願いしている本園大介さんに記録を作成いただきました。
話のポイントがよくわかり、受講生の方にも、たまたまフミコムを通りがった方にも大人気。
本園さん、いつもありがとうございます!
作成いただいた記録は、現在フミコムに掲示されているので、よかったら見に来てください!