Twitter、Facebook、LINEやInstagramなどさまざまなSNSが広まりを見せる中、現在注目を集めつつあるのが地域SNSです。他のSNSが人や関心事でつながるのに対し、知り合いか否かに関係なくその地域に関するさまざまな投稿がタイムライン上に流れてくる仕組みです。
ゲストの矢野さんは、もともとは一般企業に勤めていましたが、お子さんの健康状態がよくなくて気持ちが落ちこんでいた時に、同じマンションの方から声をかけられて元気をもらったことがきっかけで、支え合えるコミュニティをつくりたいとの思いから地域SNS「PIAZZA」を立ち上げました。現在は、中央区、港区など湾岸エリアを中心に展開されています。
いざという時は、「遠くの親戚より近くの他人」。
「子どもが急病になってしまい、時間外の救急対応をしてくれる病院を知りませんか?」との投稿には、1時間のうちに8件もコメントがつくなど、楽しいことだけでなく、困ったときにも助け合えるご近所のコミュニティが形成されつつあります。
そんな温かいコミュニティは、地域SNSさえあればできるというものではなく、オンライン上のやり取りを盛り上げ、またオンラインでのつながりをオフラインの現実でのつながりにつなげるイベント企画などをする「コミュニティデザイナー」の存在が大きいのだとか。
会場には、港区でPIAZZAを盛り上げるコミュニティデザイナーを務める森田さんがいらっしゃっていたので、エピソードをお伺いすることもできました。
もともと「みんなでまちをよくするコミュニティデザイン活動<みなよく>」に参加していた森田さん、その活動を通じて地元の町会や商店の方とのつながりもできていた中で、PIAZZAのコミュニティデザイナーを務めることで、子育て世代の方々とのつながりも増え、街を歩けば誰かしらとあいさつを交わすようになっているとのこと。
その後、参加してくれた皆さんで感想や、こんなことに地域SNSを活用してみたいなどのアイディアをシェアし、以下のような声が聞かれました。
・子育て世代がメインユーザーのような印象だが、ミドル・シニア層も今後活用は増えてい来ると思うので、世代別にソートできる機能があると良いかもしれない。
・一見入りにくそうに見えるお店だけど名物の店主がいる、みたいなお店のレポートを読めると嬉しい。
矢野さんは、イベントに向けて、PIAZZAで文京エリアのベータ版を開設してくれました。
https://www.lp.piazza-life.com/
登録も手間はかからないのでぜひ使い勝手を試してみてください!
また、当日は、グラフィックレコーディング入門講座の受講生が、グラレコ実践をしてくれました!初めてとは思えない完成度の高さに参加者の皆さんも目を丸くされていました!