今回のフミコムカフェのテーマは〈私らしく過ごせるまちの居場所〉。
フミコムC-base(文京区内の居場所マップ展示中)で開催しました。
阿佐ヶ谷で〈親子カフェほっくる〉を運営し、”親子カフェのつくりかた~成功する「居場所」づくり8つのコツ”(学芸出版社)を上梓された小山訓久さんをゲストにお迎えし、まちの居場所について考えました。
ゲストトークは、月400家族が訪れる親子カフェほっくるの紹介からはじまり、
立ち上げ期のストーリーや、
「どんな人(ターゲット)に来てほしいかイメージすること」
「ひとが来る理由はソフト。ターゲットが居場所に行く理由、そこで体験できることはなにか、コンテンツを用意すること」
など、居場所づくりに大切なヒト・コト・モノ・バのお話から
「まちの居場所は、地域でゆっくりひととひとの関係を醸成するもの。だからこそ長く続けていけるよう、経営・運営の組み立てが必要なんです。お金の組み立てが得意じゃなければ、外部支援者やまちの先輩のちからをかりることがオススメです。」
などなど、ママに支持される居場所〈ほっくる〉を運営する中で発見したコツまで、
わかりやすくご紹介いただきました。
「居場所を立ち上げる前に整理しておいた方がいいこともあるし、やりながら気づき覚えることもたくさんあります。
〈ほっくる〉も、オープンしてからわかったことが多くあり、トライ&エラーで育ってきました。
すべて一人でやろうとせず苦手な部分は得意なひとに協力してもらうことも出来ます。協力者を得るためには、いまの思いを書き出して整理することも大切です。」
と小山さんからアドバイス。
そこで、ワークシートをつかって、欲しい居場所のヒト・モノ・コト・バとアイデアを各々が整理しました。
その後、全体で共有しました。
・ごちゃまぜの居場所
・環境について考えるパーマカルチャーの場
・政治について語れる場
・女性がたっぷり休める場
等多様な居場所のアイデアが出ました。
最後に、文京区内ではどのような居場所が、どのようなプロセスで立ち上がったのか
地域福祉コーディネーターの近藤よりご紹介しました。
文京区社会福祉協議会では、居場所づくりに関する専門相談、地域福祉コーディネーターの伴走、連携先とのマッチング等、文京区に豊かなまちの居場所が増えるよう多面的にサポートをしていきます。
フミコムまでお気軽にご相談くださいね。