「子どもの孤立」の解消に向けて取り組むPIECES。
副代表理事の荒井さんの活動の原点は、大学時代、ホームレス状態の方との出会いでした。人がホームレス状態になるきっかけを紐解いていった時に、子ども・若者のうちから寄り添う人の存在が必要だとの思いから、子ども・若者たちと関わり始めたといいます。社会人になってからも仕事の傍ら活動を続ける中で、出会った仲間とPIECESを立ち上げるに至ったとのこと。
続いてPIECESの活動の理念や、理念を実現するための実際の活動を具体的に聞いていきました。その中では、子どもに寄り添う際の基本となる姿勢など、大切なヒントもたくさんもらいました。
また、実際にコミュニティユースワーカーとして活動する大学生からも、活動に関心を持ったきっかけや、活動してみての気づき・思いなどを報告してもらいました。
その後は、参加者同士による交流の時間。子どもの分野は関心が高く、様々な関心領域で集まった皆さん、多様な視点での関わりがあることを共有できたのではないでしょうか。
アンケートからは、
・非専門職でもかかわれることがわかった
・「待つ」ことの大切さがわかった
・継続した関わりを持てる仕組みを地域で考えていきたい
などの感想や意見がありました。
多様な主体と連携しながら子どもの孤立の解消に取り組むPIECES、現在は豊島区を中心に活動していますが、文京区でも活動を広げていける期待が持てるひと時となりました。
なお、ちょうど開催中の「グラフィックレコーディング入門講座」に参加している受講生が、本イベントの模様を実践練習としてグラフィックレコーディングしてくれました。
このような多様な形で地域活動にかかわるキッカケを提供したり、「新たなつながり」によって地域課題を解決できるような取り組みを、引き続きフミコムとしても進めていきます!