まずは、グループに分かれて参加者同士の自己紹介タイムです。
養蜂に興味のある方が多く、参加したきっかけなど話が盛り上がり、あっという間の５分間でした。

参加者の方々の熱い想いと期待のなか、ぶんぶく屋上養蜂部のお話が始まりました。

２０１９年に文京区在住の男性３人で立ち上げたぶんぶく屋上養蜂部。
まずは、ぶんぶく屋上養蜂部を立ち上げた男性3人からお話を伺いました。

立ち上げのきっかけとしては、文京区フレイルサポーター（※）の男性３人が中心となり、フレイル予防対策のために、特に社会との接点が希薄化する可能性が高いとされる男性高齢者に対して何かできないかと検討し、地域デビューの受け皿になればという思いで養蜂活動を始めた、というお話が印象的でした。
フレイルにならないために一番大切なことは、”社会参加”であると言われていますが、中でも高齢男性は女性に比べて社会参加が少ないとも言われています。その受け皿としての養蜂プロジェクトを、文京区や社会福祉協議会のサポートでスタートしたそうです。
現在は文京区民を中心とした、30代～80代の男女１１名が、活動されているそうです。
（※）年をとって心身の活力（筋力、認知機能、社会とのつながりなど）が低下した状態を「フレイル」といいます。フレイルチェックをはじめとする文京区のフレイル予防事業を運営している、養成講座を修了した一般の区民ボランティアの方々の名称が「フレイルサポーター」です。

次に、動画を観ながら、実際のぶんぶく屋上養蜂部の活動の紹介をしていただきました。
巣箱の設置場所は、文京区内の企業の８階の屋上で、そこが主な活動の場となっているとのこと。
ぶんぶく屋上養蜂部のミツバチは西洋ミツバチで、行動範囲は巣箱から半径2～３㎞、一個の巣枠から2㎏ほどの蜂蜜が取れるなど、養蜂のいろんな情報を知ることができました。
また、主な作業は内検と栽蜜で、栽蜜は８月の末で終了なので、これからの時期は越冬の準備期間になるそうです。
活動の中で一番楽しいのは栽蜜で、とてもよい香りがすると笑顔で話してくださる様子に、養蜂の楽しさが伝わってきました。

その後、2022年６月から活動に参加したメンバーの方のお話も伺えました。
子育てが一段落して何か新しいことを始めてみようと考えていたときに、ぶんぶく屋上養蜂部を見つけて、見学、そして運営メンバーとして参加されたとのこと。
養蜂関連の作業のほか、広報用の資料の作成や、蜜蜂の在庫管理などもしているそうです。
メンバーがモデルとなった、蜂蜜の新しいラベルデザインも手掛けたそうですので、ぜひ見つけてみてください。
ぶんぶく屋上養蜂部のメンバーになって、地域につながりができた、会話するときの話題が増えたなど、前向きなお話の中、特にみつばちが可愛くて大好きになったというみつばち愛が伝わってきました。

最後に、立ち上げメンバーより、もう一か所新たな場所での養蜂実施、法人格取得を目指すなど、今後の展望も伺うことができました。

その後、質問タイムとグループワークの時間となりましたが、養蜂についてや部の運営など様々な質問があり、活発な質疑応答と交流な場となりました。
講座終了後も、参加者からの質問などメンバーとの交流が行われていました。

今回のフミコムcafeが、ぶんぶく屋上養蜂部と参加者の方との新たなつながりの場となりますように、そして、参加されたみなさまの地域に踏み出すきっかけとなったら幸いです。


当日の写真は、「フミコム撮影隊」に撮影を行っていただきました。
https://www.d-fumi.com/article/detail/1908
※フミコム撮影隊は上記講座の修了者さんたちで結成した撮影隊です。

●ぶんぶく屋上養蜂部
https://boombookyoho83.amebaownd.com/

●次回のフミコムcafe
[第91回フミコムcafe]　まちを元気にするアイディア大集合！
日時：2023年11月18日（土）10:00～12:00
会場：文京区民センター　3A会議室（文京区本郷4-15-14 3階）
＊開催案内：https://www.d-fumi.com/article/detail/1953

その他、フミコムではさまざまな講座を開催予定です。フミコムHPやフミコムFacebook等でお知らせしておりますので、ぜひご覧ください。
＊フミコムホームページ：https://fumicom.tokyo/
＊フミコムFacebookページ：
https://www.facebook.com/bunkyofumikomu