グループに分かれて座り、センターの方から今後の流れの説明や盲導犬についてのお話を聞き、全員一人ずつ自己紹介をしました。
実際に盲導犬に触る時には職員の方が寄り添い、苦手な子にも優しくフォローしてもらいました。子どもたちが犬の歯やしっぽなどあらゆるところを触っても決して吠えたりせず、おとなしくしてくれて、じっくり犬の体を確認することが出来ました。
その後、ブラシでのお手入れを体験したり、ビニール袋をつけておしっこするところを見せてもらい、袋で固まっていくおしっこのあたたかさを感じたりしました。
職員さんも一緒に昼食を食べた後は、いよいよ盲導犬との体験歩行。まずは1人にひとつハーネスが配られ、形状を確認し、犬への付け方を教わり、センターの外に出て歩行スタート。初めは犬に引っ張られるように恐々と歩いていた子どもも、徐々にその速度にも慣れ、姿勢よく歩けるようになりました。途中で交代しながら、アップダウンのあるセンターの周りを「ストレイト、ゴー」や「グッド、グッド」と犬に声をかけながら、手引きや白杖歩行とはまた違う安心感で颯爽と歩くことが出来ました。
センターに戻ってから、職員が犬たちに「シット」や「ダウン」と命令し、実際に座ったり伏せたりするのを見て、子どもたちが次々に命令していました。(犬さんたち、ありがとう!)その後は、犬のえさを触ったり、少し食べてみたり、子どもたちからの様々な質問に答えていただき、最後に嬉しかったことと、驚いたことを発表しました。「犬に触れて嬉しかった!」「ストレイト、ゴー!で動いてくれて嬉しかった」「エサに触れて嬉しかった」などの感想がありました。
犬たちも一緒に集合写真を撮り、募金箱へ寄付したり、売店で盲導犬グッズのお土産を買って解散となりました。
休日にも関わらす、センターの職員の方が、たくさん参加して、一緒に活動してもらい、子どもたちも兄弟や保護者も安心して犬と触れ合い、盲導犬についてより深く学べた貴重な機会になりました。また、大学生のボランティアさんも3名参加して、弟妹児をフォローしたり、積極的に子どもたちに関わってくれてとてもありがたかったです。