１．株式会社トライ× NPO法人サンカクシャ　
「企業寄付から若者職業体験へ」

前回の会議以降、オリジナルマスクケースの売上の一部を寄付先を探していた株式会社トライ。フミコムから紹介したサンカクシャのクラウドファンディングをキッカケに寄付、拠点を訪問。その後、寄付以外の支援を模索する中で、サンカククエスト※として、12月に年賀用のノベルティグッズを袋詰めを依頼。依頼までの経緯、業務委託を通じて得られたメリット、受け入れる際の工夫点について説明いただきました。

※サンカククエストとはNPO法人サンカクシャが行う事業で、地域・企業・個人から依頼されたシゴト（クエスト）を、若者が同じ仲間と一緒に実行するのを伴走するプログラムです。

サンカクシャからは、働くことに不安を抱く若者の現状、このシゴトに参加した若者（高校生）の声など、団体の立場から、区内企業との関わり方を お話しいただきました。

▼株式会社トライ
　https://www.try-sky.com/
▼NPO法人サンカクシャ
　https://www.sankakusha.or.jp/
▼地域企業で高校生が初めての仕事体験！小さな自信を積み重ねる【サンカククエスト活動報告】
　https://www.sankakusha.or.jp/magazine/220122/

２．サンクチュアリ出版 × さきちゃんち運営委員会
「地域の出版社による居場所を活用した連携」

サンクチュアリ出版は、本をきっかけとした地域とのつながり、という視点で以前から取り組みを模索していました。前回の会議で紹介した「ワークスペースさきちゃんち」の拠点開設という話から「文京区にある多くの出版社が、どんな思いで本を作っているのかを地域の人に伝える機会を創りたい」という思いから、区内のアリス館と拠点を訪問して、ワークスペースさきちゃんちが構えたプチギャラリー（レンタル棚スペース）を活用した取り組みを紹介いただきました。

また、さきちゃんち運営委員会からは、ワークスペースさきちゃんちの現場から、拠点を開設した経緯、紹介のあったプチギャラリーについて、お話しいただきました。

＊ワークスペースさきちゃんちのプチギャラリー
　自分たちで制作した作品を展示したり、販売することができます。
　詳しくは団体のHPなどをご確認ください。

▼サンクチュアリ出版
https://www.sanctuarybooks.jp/
▼さきちゃんち運営委員会
https://sakichanchi.org/
▼ワークスペースさきちゃんち
https://sakichanchi.org/?page_id=1918

３．株式会社松下産業 × ぶんぶく屋上養蜂部　
「社屋を活用した地域連携」

株式会社松下産業からは、屋上を養蜂活動場所として提供するにあたり、新しいことを始める上で社内から出た不安などに対して、どのように工夫をして理解・応援してもらうまでに至ったかなど、企業目線で紹介いただきました。

ぶんぶく屋上養蜂部からは、活動を通じて男性高齢者の継続的な社会参画につなげていきたい思い、株式会社松下産業と連携したことでの気付きをはじめ、今後の活動の展望についてお話しいただきました。

▼株式会社松下産業
http://www.mats.co.jp/　
▼ぶんぶく屋上養蜂部
　https://www.facebook.com/Boon.Book.Yohobu/

後半では、3つの取り組みから、より詳しくお話しを聞いてみたいと思った事例のお部屋に、それぞれ移動していただき、質疑応答や情報交換を行いました。

〇開催後の参加者アンケート（一部抜粋）
・コロナ禍のなかでも連携の取組が進んでいることがわかりました。
・企業×NPOの事例を実際に伺うことが出来て参考になりました。
・連携の事例内容が面白く、非常に参考になりました。特に支援を受ける方のモチベーションをどう高めるのかという点が勉強になりました。
・一見社会連携を取りにくいと感じる企業さんでも、積極的に活動を行われていることを知ることができた。
・参加企業の考え方の理解促進や企業との繋がりができた。

企業地域連携推進ネットワーク会議では、今後も区内企業のニーズなどに応じた情報提供を行いながら、新たなつながりを生み出す場として開催していきます。
フミコムでは、地域連携に関心のある企業からのご相談も受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。