講座のはじめはオンライン講座で大事な足並みをそろえるための準備から。
画面や音声のオンオフ、ギャラリービューかスピーカービューかの表示の設定、反応ボタンの活用や、チャットの使い方のテストなどを一通り行ってから、最初は「LIFE SHIFT」をひも解くインプットタイムから。なお、「LIFE SHIFT」は今年になって読みやすい超訳版も出版されるなど相変わらずの反響を持っているようです。
「人生のマルチステージ化」に伴い働き方も多様になり、アイデンティティの持ち方が変わったり、リスクに対してのとらえ方の変化も出てきています。
またマルチステージを有意義に過ごすためには、知識やスキルなどの「生産性資産」、心身の健康などの「活力資産」、多様なネットワークなどの「変身資産」が大事とも本で書かれているところです。
前半のインプットに対しては、
・変化をリスクととらえるか、チャンスととらえるかがここ最近で変わってきたような気がする
・ネットワークづくりの大切さを感じた
・「副業」と「複業」の意味の違いを理解した
などのコメントが見られました。
これらのインプットをもとに、後半はたっぷりとアウトプット。
後半の最初は期待役割を見つける自己分析ワーク。
自分の強み、弱みや、他者との差異性、やってみたいことなどを個人ワークで書き出し、それをグループでシェア。続いて、強み、弱みや、他者との違いの部分を生かした「肩書づくり」のワークを行いました。
ポイントは実は「苦手」なこと。得意なことを肩書にする人は多いと思いますが、苦手、弱みと思うことも、実はそれなりに対処法を持っているはずで、それを他者にシェアすることで他者にとって役に立つ、ということもあるかもしれませんという視点を講師からももらいつつ、皆さん真剣に向き合っていきます。
多い方では20個近く肩書を考え出した上で、それを一つに選んで、その肩書を持っていわば名刺交換的に2人1組になって自己紹介をするワークを複数回行いました。
他者に思いを伝えるということ、それについてフィードバックをもらうということが、だんだんと自信にもつながるのか、皆さんの顔にも徐々に力が宿っていくような、そんな印象を受けました。
ワークを経ての感想は、
・実際にやってみたくなりましたし、やれるような気がしてきました
・夢を語り合える場って最高だなと思いました
・いろんなことが仕事(役割)になるものなんだなと気づきになりました
・自分のことを共感してもらえるのはうれしいです
等の声が聞かれました。
最後にチェックアウトとして、今日全体の振り返りとしてチャットに書いてもらった意見としては、
・行動してみたくなりました。元気になりました。
・自分らしく生きることが大事だと思えました
・頭の中だけで考えるとネガティブなことが広がるけど、誰かに話して意見もらうことで前向きに考えることができました
などなど、前向きな声をたくさんいただきました。
皆さんがここでまいた種が発芽して育っていくように、引き続きフミコムとしても情報提供や活動の相談、つながりづくりなどサポートしていきたいと思っています。
フミコムでは今後も、生き方、働き方の見直しを通じて地域で活躍する一歩目を応援できるような講座を企画していきます。この報告を読んで関心を持ってくださった方は、ぜひ今後のフミコムの講座・イベント情報もチェックしてみてください!