毎年好評をいただいているグラフィックレコーディング、略してグラレコの入門編の講座を今年度も実施しました。
講師の本園大介さんは、本業は企業に勤めるサラリーマン。平日の業務時間外や休日をつかって自らもグラレコを実践し、そしてグラレコを伝え広める活動を行っています。
最初に自らの活動の紹介や、グラフィックを用いたコミュニケーションの例についてのお話があった後、さっそくワーク開始!
まずは、「せん」と聞いて思い浮かぶものを各自描いてもらいました。
出てきたイメージは人それぞれ。絵に「普通」はない。「上手」「下手」ではなく、「違う」ということを受け入れることから、ということを体感するワークとなりました。
他者のいいアイディアがあれば積極的にそれを自分の描き方にも取り入れる、そうして自分らしく描いていくことが、楽しく、そしていつしか苦手意識をなくしていく秘訣です。
続いてペンの持ち方、線の引き方やついてワークを取り入れながら学んだり、
顔の描き方を学びました。表情は、眉、目、口をどう描いていくかがポイント。
喜怒哀楽ならぬ、喜怒哀“驚”を各自のアイディアで描いていきました。
続いて体の表現。受講生からの「こういう姿勢はどう描いたらいいか?」という質問にも即興で答えるコミュニケーションに、受講生からはたびたび感嘆の声も。
初回最後のワークは似顔絵の描き方。これまで学んだ表情の描き方に加えてどう特徴を簡略化して表すかについてのコツを聞いて実際に対面の人の似顔絵にチャレンジ。
講座中、笑い声の絶えない、まさにグラフィックを通じたコミュニケーションがたくさん生まれるひと時となりました。
2回目は、この1週間にあったことを絵日記的に描いて発表し合うことからスタート。
続いて、前回引き続き、発想を柔軟にするためのトレーニングとして、「えん」と聞いて思い浮かぶものを皆さんに描いてもらいました。
続いて表情のつけ方の復習。既成概念を取り払えるように、表情の濃淡のつけ方を描きながら考えました。
さらには吹き出しのつけ方や、丸、三角、四角をつかっての動物の描き方なども学びました。
最後には学びの集大成。初回に学んだ似顔絵の描き方の復習も兼ねて、パートナーの1週間にあった嬉しかった出来事を聴きながら、似顔絵を含めてそれをグラフィックで表してみることに挑戦しました。
受講生の方からは、さっそく実践してみたい、中級編も楽しみといった声が複数寄せられた本講座。年明けには中級の実践編も開催予定です。
苦手意識をなくし、知らぬ間にコミュニケーションも促進するグラフィックの力。
今後も開催していこうと思いますのでお楽しみに!