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活動報告・発行広報物

【開催報告】「想いを届ける 魅力が伝わる 団体キャッチコピー」(広報力アップ講座)

地域連携ステーション フミコム
  • 文京区全域
  • その他
日 時 2019年6月29日(土)14:00~17:00
講 師 林田全弘さん
    (NPOのためのデザイン/株式会社ガハハ グラフィックデザイナー)
参加者 15名
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昨年度に引き続き、大阪で活動しているデザイナーの林田さんを講師にお招きして団体キャッチコピーづくりについてワークを取り入れながらの講座を行いました。

キャッチコピーとは、そもそも団体が本来持っているいいものをわかりやすく伝えること。
キャッチコピーをつくる手順は大きく分けて3つ。

最初は「目的」の確認。
誰に向けてのコピーをつくりたいのか。外部向けなのか、団体の内部向けなのか、キャンペーン的なもので短期的なのか、中長期的なビジョンを伝えたいのかをしっかり考えます。
コピーと言うと、外部向けのイメージを持つ方が多いかと思いますが、内部の理念の共有などにも有効であることがわかります。
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次に「発掘」。
団体が本来持っているいいところの深掘りを行い、同業の他団体が行っていない、自分たちのオリジナルの良さについて棚卸しを行いました。
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最後に「発想」。
なにもない白いキャンバスに自由に絵を描けと言っても筆がなかなか進まないように、いいものを参考にまずは模倣から始めて、そこからどんどん発想を広げていくのも一つの方法。
企業やNPOのコピーの例を見ながら、発掘した魅力をどう言葉にのせるか、5つの型を学びながら、自分の団体はどれがフィットするか考えつつ、いくつかコピーを考えてもらいました。
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そこから講師による即席クリニック開催!
皆さんの作品についていい点についての共有や、もっとこうすると言葉の力が伝わるなど具体的なアドバイスを多数もらいました。
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受講生のアンケートからは、
・キャッチコピーは料理と同じで段取りが重要。
・短いフレーズは力強くなる。
・目的を明確化することが大切だとわかった。
などの感想をいただきました。
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団体の活動の振り返り、そして「誰」に対して「何」を伝えたいのかをチェックするためにも定期的にキャッチコピーの見直しをすると団体の基礎体力も上がっていくのかもしれませんね。

NPOのための広報のために役立ちそうな各種情報は、林田さんが運営する「NPOのためのデザイン」というサイトで共有されていますので、広報に携わる皆さんはぜひ参考にしてみてください。
http://design4npo.com/

フミコムでは、今後も学びっぱなしでない、実際の団体の活動の実践に生かされ、実践されていくような団体支援の講座・相談を行っていきます。活動の広報に悩みを抱えている皆さんのご参加をお待ちしております!

フミコムC-base(文京区民センター地下1階)