今年度はファンドレイジング講座もリニューアル。「学んで終わり」にならずに、しっかり実践していける団体が増えるように、ファンドレイジングとはなにかを体系的に学ぶ概要編を6月に開催することにしました。
ファンドレイジング、と聞くと「資金調達」「寄付集め」とイメージする方も多いかもしれません。
「寄付集め」というと、「お金を要求ばかりするような気がして心苦しい」と思っている団体スタッフも少なくないはず。
しかし、ファンドレイジングは、いわば「ファン(仲間)集め」。
ファンを集めるためには、団体が取り組んでいる「課題」をきっちりと伝え、それによって団体への共感を集め、さらに団体の活動に何らかの形で参画できる機会をつくることが大切です。
ではそれを思いつくがままにやればいいかというとそうでもない。
いきなり始めるのではなく、まずは自団体の棚卸しをしっかりとしたうえで目標を立て、担当者だけでなく団体全体で取り組む機運をつくり、活動しながらファンを集め、それに伴って資金も集めていくといったように順序を踏んでいかなくてはなりません。
本講座では、はじめの一歩として、団体が取り組んでいる課題をしっかり伝えられるか、もしビル・ゲイツと同じエレベーターに乗り合わせていたとして、彼に1分で活動の魅力を伝え、寄付をお願いするための「エレベータートーク」作成にチャレンジしてもらいました。
皆さん、突然の振りにもかかわらずしっかりと文言を考え、発表していました。
その後のステップとしては、自分の団体のこれまでの、そしてこれからの関係者(ステークホルダー)の分析や、ファンドレイジングに向けての計画立案などがありますが、この講座で全部やるにはボリュームが多すぎるので、それは各論編として、8月~10月にかけて「結果にコミットする!ファンドレイジング実践ゼミ」として開催します。
詳細は:
https://www.d-fumi.com/article/detail/998
ファンドレイジング実践ゼミでは、各論についての講義を受けたうえで、各団体に持ち帰り自団体に当てはめて検討してきたものを演習で発表しレビューを受けるという、名前のとおり実践形式で進め、「知る」段階から一歩踏み込んで「実行する」ところまでをサポートしていきます。もちろん、そのプロセスを講師のみならず私たちフミコムも随時サポートしていきます。
今年こそ、しっかりファンドレイジングに取り組みたいと思っている区内で活動する団体のご参加をお待ちしております。